第59回 テーマ:クリスマス/キーワード:クリスマスツリー

今夜も始まりました「上原多香子のクロース トゥ ユー」。こんばんは、上原多香子です。いよいよ素敵な時期の到来ですね。そう、クリスマス。今週は、様々な資料を元に「クリスマス」について、いろんなお話をしてみたいと思います。今日は「クリスマスツリー」についてのエピソードです。
クリスマスになれば、あちらこちらで見かけるクリスマスツリー。その由来は、8世紀のドイツに遡ると言われています。そして、家庭に普及したツリーが教会に飾られるようになったのは、ずっと後のこと。元々は自然の木に装飾を施していたとか。そんなドイツのツリーには派手派手しさは無く、木の美しさを損なっていないのが特徴だそうです。そして、クリスマスツリーの習慣は、ドイツからの移民達によって19世紀初頭にアメリカへ伝えられました。
ツリーには必ず、常緑樹を使います。伝統的なクリスマスツリーに使われる木は、もみの木の他、エゾ松、ヒイラギ、月桂樹など。ヨーロッパでは、寒い冬でも1年中葉を繁らせる強い生命力の常緑樹は、春に訪れる生命のシンボルとされ、永遠を表わしています。そして、イエス・キリストが与える永遠の命の象徴でもあるのです。また、もみの木の枝は、十字架のように広がっているところから“聖なる緑の木”とされています。
ところで、このクリスマスツリーに付ける可愛らしい装飾品を「オーナメント」と言います。そして、24日にはローソクに火をともし、子供達に公開するんですって。ロマンチックですね。
上原多香子のクロース トゥ ユー」、そろそろお別れの時間なりました。お相手は上原多香子でした。