第60回 テーマ:クリスマス/キーワード:サンタクロース

今夜も始まりました「上原多香子のクロース トゥ ユー」。こんばんは、上原多香子です。今週は、様々な資料を元に「クリスマス」について、いろんなお話をしてみたいと思います。今日は「サンタクロース」についてのエピソードです。
サンタクロースの起源は、4世紀の小アジア、今のトルコに実在したニコラスという司教です。ニコラスは、貧しい人や子供達を助けた事で多くの人に慕われ、後に聖人とされて“聖ニコラス”と呼ばれるようになりました。死後も色々な奇跡を起こした事で知られています。
その聖ニコラスの祝日は、12月6日。スイス・フランス・ドイツ・オランダでは「子供の日」になっています。この日は、村の若者達が聖ニコラスの格好をして、子供達を訪ね、お菓子等のプレゼントをする習慣がありました。この祭りが、やがてクリスマスの時期に行われるようになり、サンタクロースの伝説に繋がったと言います。
その後、キリスト教アメリカに広まっていく中で、聖ニコラス、つまり“セント・ニコラス”が訛って「サンタクロース」と呼ばれるようなったのです。
ところで、サンタクロース宛の手紙を、出すにはどうしたら良いのでしょうか?葉書や封筒の表に「サンタクロース様」と書くだけでも届くはずですが、実は、“サンタクロースのふるさと”として名乗りを挙げているスウェーデンフィンランドノルウェーの北欧3カ国の窓口が、日本にもあるそうです。
皆さんのところにも、素敵なサンタクロースが訪れますように。
上原多香子のクロース トゥ ユー」、そろそろお別れの時間になりました。また明日もお会いしましょう。お相手は上原多香子でした。