第63回 テーマ:クリスマス/キーワード:世界のアフタークリスマス

今夜も始まりました「上原多香子のクロース トゥ ユー」。こんばんは、上原多香子です。今週は、様々な資料を元に「クリスマス」について、いろんなお話をしてみたいと思います。今日は「世界のアフタークリスマス」についてのエピソードです。
イギリスなどの国では、クリスマスの翌日を「プレゼントの箱を開ける日」という意味の「Boxing Day」と呼んで、休日になります。この名前は、毎日のようにやってくる配達人や商売をしている人に対して、お金や食べ物の入った“Christmas box”を与えてたという習慣に由来して、この伝統は、クリスマスの時期に牛乳配達人、郵便配達人、ゴミ収集人などにチップを与えるという形で残っています。クリスマスの時期に忙しく働いていた人々にお礼の気持ちを込めて、といったところなんでしょうね。
また、この日は静かなクリスマスの日とは対照的に、家族連れやカップル達が町へくり出し、商店街やデパートなどでは、年末の売りつくしセールが始まります。New Year's Day まで賑やかな1週間が続くのは、どうやら世界共通のようですね。
さて、フィンランドでは、クリスマスの翌日は「聖ステファノの日」と呼ばれ、かつてはソリ乗りに興じる日だったそうです。静かに過ごしたクリスマスが終わり、親戚の家にソリに乗って出かけたりしたとか。そして、1週間経つと新年を迎えるのですが、大晦日は少し神秘的な「占いの日」となるのだそう。
そろそろ1年の締めくくり。毎日を大切に過ごしたいですね。
上原多香子のクロース トゥ ユー」、お相手は上原多香子でした。