第86回 テーマ:怖いもの/キーワード:小さな穴

今夜も始まりました「上原多香子のクロース トゥ ユー」。こんばんは、上原多香子です。
今夜のキーワードは「小さな穴」。要はねぇ、あの「隙間ー恐怖症」という事なんですけどもー。うん、隙間がダメなんですよねー。具体的にね、エピソードとしては、そんなに怖い思いを(微笑)した事は無いんだけども。全部妄想ですね。
例えば、こう、寝室で自分で寝てて、廊下ーが電気付いてて。あの、ドアって、下、ちょっと隙間、空いてるじゃないですか。そこから光が漏れてるじゃないですか。と、見つめてると、そこにこう……ヌッて、なんか、人の足とかが現れたらどうしようとかー。なんか、お風呂とか入ってて、パッて上の、なんか、換気扇の所に、人の目があったらどうしようとか。全て全部、自分の想像の中なんですけどもー。
そういう事をね、なんか、昔誰かに話した事があってー、「や、それはねー」とかって、お風呂入ってるにしろ、車で自分で運転ーしてて、たまにこう、パッてミラーを見て、後ろの席誰か座ってないかって確認、した事ないですか?なんか、そういう、なんか誰かに見られてるとかー、なんか誰かいるかもっていう時って、ホンットーに誰かが見てるんですって。これはねー、脅してる訳じゃなくて、本当に見てるんですって。
私もー、…それからちょっと開き直って、『あ、見てるんだったら見ればー』とかって開き直り(笑)ながら、お風呂入りながら。でも、開き直れない時もあるじゃないですか。想像だけが膨らんじゃって、『あ、怖い』って思って。も、そーゆー時って、どうしようも無くなっちゃうんですねー。私には、もう、隙間とか、も、全てのそういうモノが、怖いので。
まぁ、この「隙間恐怖症」、あの、私以外にも、たぶんたくさん、いるんじゃないですかねー。あの、誰かに見られてるって思ってる時は、誰か見てるそうです。
上原多香子のクロース トゥ ユー」、そろそろお別れの時間になりました。お相手は上原多香子でした。