第134回 今日の花:福寿草/悲しき思い出・永久の幸福・回想

1日の終わりに、皆さんを花の世界へナビゲ−トします。「上原多香子のクロース トゥ ユー」。こんばんは、上原多香子です。
今日の花、「福寿草」。花言葉は、「悲しき思い出・永久の幸福・回想・思い出・幸福を招く・祝福」。
漢字で、幸福の「福」・「寿(ことぶき)」・「草(くさ)」と書く、キンポウゲ科の、多年草です。高さは10cm(センチ)から30cm(センチ)。早春に黄金色の花を付けます。山地に自生していますが、花の少ない時期に咲くために、珍重され、正月用の飾り花として広く栽培されています。
ところで、ギリシャ神話には、福寿草にまつわるこんな物語があります。美の女神ビーナスは、美少年アドニスに夢中でした。ところが、アドニスは1人で狩りをしている最中、大猪に襲われて死んでしまいました。ビーナスは、アドニスの亡骸を抱いて、嘆き悲しみ、亡骸に神のお酒を振り掛けて、天に祈りました。すると、アドニスの流した血の跡から1本の草が生え、みるみる内に赤い花が咲きました。人々は、この花を「アドニス」と名付けました。花言葉の「悲しき思い出」は、この物語から西洋の花言葉として言い伝えられています。
上原多香子のクロース トゥ ユー」。お相手は上原多香子でした。