第145回 今日の花:柳/我が胸の悲しみ・愛の悲しみ・自由

1日の終わりに、皆さんを花の世界へナビゲートします。「上原多香子のクロース トゥ ユー」。こんばんは、上原多香子です。
今日の花、「」。花言葉は、「我が胸の悲しみ・愛の悲しみ・自由」。
北半球の、温帯に広く分布しており、日本には約90種が生育しています。夏の暑さの厳しい京都では、夏になって強くなる日射しの覆いとして、道路の脇に柳の木が植えられている所が随所に見られるのですが、中京区をいう所に、黒紋付などの黒染めを手掛ける、ある工場(こうば)があります。ここの敷地内には「柳の水」と呼ばれる地下水が湧き、地下25mからポンプで汲み上げられていて、蛇口をひねると水道水では味わえない、柔らかい水が出てくるんだそうです。この辺りは「柳」の「水」の「町」と書いて「流水町(りゅうすいまち)」と呼ばれています。
この水は、茶道の大家・千利休が、茶の湯に用いたり、そばに、柳の木を植えて、水に直接、日が差すのを避けたりして、大事にしていたと伝えられています。そして、「柳の水」の名付け親も、この千利休なんだそうです。
美味しいお茶を入れるには、美味しい水、という事ですね。どんな水か、私も1度飲んでみたいものです。
上原多香子のクロース トゥ ユー」、そろそろお別れの時間になりました。また、明日お会いしましょう。お相手は、上原多香子でした。