第181回 今日の花:アカンサス/巧妙・美術

1日の終わりに、皆さんを花の世界へナビゲートします。「上原多香子のクロース トゥ ユー」。こんばんは、上原多香子です。
今日の花、「アカンサス」。花言葉は、「巧妙・美術」。
アカンサスは、ギリシャ語で「棘」を表す、「アカンサ」という言葉からきていて、葉の形がアザミに似ている事から、別名を「葉アザミ」と言います。
ギリシャ神話には、アカンサスにまつわる、こんなお話があります。
アカンサスという名の娘が、アポロンに求愛されました。ところが、アカンサスは、アポロンを堂々と拒み、自分に近付いてきたアポロンを爪で引っ掻きました。アポロンは「生意気な娘だ」と怒りました。そして、「お前のような者には、この花が似合ってる」と言って、アカンサスを、葉アザミに変えてしまいました。だからアカンサスには、鋭い爪のような棘が付いているのです。
アポロンというのは、ギリシャ神話に出てくる、あの、有名な太陽神なんですけども、そうですね、今ーで言うと「イケメン」っていう感じですかねー(微笑)。でもなんか、口説いてーそやって、こ、愛を拒むとー、あのー、「俺様が、口説いてやったのに振るなんて生意気な」なんて言って、すごく怒るらしいんですね。うん。この“イケメン”アポロンなんですがー、もし私がそういう、そうですね、アポロンのような、う〜ん、苦手なタイプの人に、求愛されたら、ちょうちょとかー鳥とか、とりあえずもう、すごーい遠い所に飛んで、逃げたいなーなんて(笑)思うんですけども。
皆さんは、そうですね、このように苦手なアポロンに、求愛されたら、どんな姿になって、逃げますか?考えてみてください。
上原多香子のクロース トゥ ユー」。お相手は、上原多香子でした。