第203回 今日の花:ノコギリ草/真心を持って・戦い

1日の終わりに、皆さんを花の世界へナビゲートします。「上原多香子のクロース トゥ ユー」。こんばんは、上原多香子です。
今日の花、「ノコギリ草」。花言葉は、「真心を持って・戦い」。
ヨーロッパ・アジア・アメリカなどが原産の、山地の草原に生える、キク科の多年草。ギザギザの葉が、ノコギリに似ているところから、この名前が付けられました。学名を「アキレス」と言うのですが、その由来は、ギリシャ神話に登場するアキレスが、この葉を使って、かかとの傷を癒した事によると言われています。欧米ではハーブとして利用されるこのノコギリ草。風邪や強壮・消炎に効果があるそうです。
おじぎ草の葉をね、もっと鋭くしたような葉っぱを持っているノコギリ草なんですけどー、ちょっと、怖い名前ですが、写真を見ると、なんかすごくちっちゃくて、可愛いですよねー。
ところでこのギリシャ神話に登場するアキレス、皆さんご存知でしょうか。アキレスの母がアキレスを生んだ時に、彼を不死身にするために川の水に浸しました。ところが、かかとを持って浸したために、そこだけ水が浸からず、かかとが弱点となって、アキレスは戦いの最中に、かかとに矢を受けて、戦死してしまったそうなんですけども。この事から足首の後ろを「アキレス腱」と、呼ぶようなったんですってー。そしてね、このアキレスの唯一の弱点であるかかとを癒したのがノコギリ草という事で、やっぱり植物と神話の関係って深いし、なんか面白いですね。
上原多香子のクロース トゥ ユー」。お相手は、上原多香子でした。