第205回 今日の花:モウセンゴケ/セレナーデ・物思い

1日の終わりに、皆さんを花の世界へナビゲートします。「上原多香子のクロース トゥ ユー」。こんばんは、上原多香子です。
今日の花、「モウセンゴケ」。花言葉は、「セレナーデ・物思い」。
北半球の温帯から、亜熱帯にかけて広く分布。虫を食べる“食虫植物”としてよく知られるモウセンゴケですが、苔と呼ばれながらも、実は苔ではなく、多年草の植物なんです。赤い葉の先には、ネバネバした粘液が付いていて、虫が引っかかると、消化液を分泌し、ゆっくり溶かして消化するのです。繁殖力の強い種なので、増やすのは簡単です。ただ、食虫植物の種は、取ってすぐ蒔かないと、種の皮が硬くなってしまい、発芽率が低下してしまうので、普通の園芸ショップにはなかなか出回らないそうなんですって。
モウセンゴケという、…この、不思議な植物の写真を見たんですけどもー、なんともちょっと…恐ろしい植物ですね。なんか人間にはそんなにー毒は無いっていう気がしていても、この赤いー先に付いた、このネバネバとした粘液を見ると、ちょっと怖いなーっていうイメージなんですけどもー。
このモウセンゴケに虫が引っかかってしまうと、その液で分泌して消化してしまうという、そういう「食物連鎖」って言うのかなぁ、私たちには何も手を加えられない、この自然の摂理というものにはね、なんかそっと見守って、いたいなーと思います。
上原多香子のクロース トゥ ユー」。お相手は、上原多香子でした。