第231回 今日の花:胡瓜/洒落

1日の終わりに、皆さんを花の世界へナビゲートします。「上原多香子のクロース トゥ ユー」。こんばんは、上原多香子です。
今日の花、「胡瓜(きゅうり)」。花言葉は、「洒落」。
「胡瓜封じ」の話を紹介しましょう。胡瓜封じは、弘法大師の秘伝と言われる行事です。弘法大師が、疫病除けのために、中国の唐に伝わる免疫を、胡瓜に封じ込め、不動尊に祈願した事に由来しています。京都にある蓮華寺というお寺と、神光院という寺院は、胡瓜封じで知られています。蓮華寺では、土用の丑の日に、胡瓜に名前と年齢などを書いて、祈祷を受け、家に持ち帰って、体の悪い部分を撫でます。その後(あと)、病の移った胡瓜を食べずに、4日後に川に流すと、病気が治るとされています。
「胡瓜封じ」という、昔からこういう災いとか、あのー病とかを何(なん)かに封じ込めて、なんかお払いするという、習慣は日本独特ーなんじゃないかなーと思うんですけども。私はそうですね、こういう……祈祷とか?受けた事は無いんですけどもー。
「胡瓜封じ」と言って、胡瓜を、こうー、食べずに4日後に、川に流す、行事?なんか知らない人から見ると川いっぱい胡瓜流れてると、ちょっとビックリしますよね(笑)。それをなんか取って、「ああ、なんかあって新鮮だし食べれる」とか言って、食べちゃった人っているんじゃないかなーなんて思ったんですけども。
胡瓜はそういう風に、なんか、胡瓜封じに使えたりとか、あとそういうお供え物にも使えたり、あともちろんね、あの、酢の物にして食べたりとかいろんなものに、使えて、万能な、物だなーと思いました。
上原多香子のクロース トゥ ユー」。お相手は、上原多香子でした。