第248回 今日の花:葛/治療・芯の強さ

1日の終わりに、皆さんを花の世界へナビゲートします。「上原多香子のクロース トゥ ユー」。こんばんは、上原多香子です。
今日の花、「」。花言葉は、「治療・芯の強さ」。
奈良県の国栖(くず)という所が、葛粉の産地であったところから、この名前が付けられました。根は、多くの澱粉を含んでいて、葛根湯になります。葛は、周りの木々を蔓で覆ってしまうほどの生命力があり、一夏で10mも成長します。1930年代のアメリカで、ダムを建設する際、土砂の流失を防いで緑化するために、堤防に葛が植えられました。葛は、見事に期待に応え、'40年代のアメリカでは、アトランタに「全米葛協会」が設立され、毎年「葛の女王コンテスト」が開かれるほどになりました。ところが、成長の早い葛は、太い根を張って、野原や畑や道端を覆い尽くしたり、木や柱に巻き付いたりして、繁殖し続けたため、現在のアメリカでは嫌われているそうです。
地味な印象の葛ですけども、実は、こんなにもすごい生命力があったんですねー。でも、アメリカでは「葛の女王コンテスト」ってーいうのが開かれてる(笑)らしいんですけども、ちょっと微妙ですよね。皆さん、「葛の女王」(微笑)になりたいですか?私(微笑)はちょっとなんかこの、あの、葛のイメージ…からしてみて、お花はね、あのすごく、綺麗なお花なんですけども、こうー、すごく太い根を張って、なんか覆い尽くしちゃったりとかする感じとか、イメージが、こう根太い感じがして、私はちょっと、女王になるのは嫌かなーなんて、思うんですけども。うん。
上原多香子のクロース トゥ ユー」。お相手は、上原多香子でした。