第252回 今日の花:ローズマリー/追憶・思い出

1日の終わりに、皆さんを花の世界へナビゲートします。「上原多香子のクロース トゥ ユー」。こんばんは、上原多香子です。
今日の花、「ローズマリー」。花言葉は、「追憶・思い出」。
地中海沿岸原産の、シソ科のハーブ、ローズマリー。このハーブにまつわる、キリスト教のお話をご紹介しましょう。
聖母マリアは、生まれたばかりの、イエス・キリストを抱いて、エジプトに向かっていました。砂漠で野宿する事になったマリアは、自分が羽織っていたマントを、白い花を咲いてる木に掛けて、小さなテントを作り、その中に、イエス・キリストを入れて、眠らせました。翌朝マリアは、再びマントを羽織って、イエス・キリストを抱いて、その場を去っていきました。しかし、マリアがマントを掛けていた木の白い花は、マリアのマントの青色に染まり、良い香りを放ち続けました。そのため、この木は“Rose of Mary”「マリアのバラ」と呼ばれるようになり、いつしか「ローズマリー」と呼ばれるようになったという事です。
中世では、恋の占いにも、使われていたそうですよ。ローズマリーの木の下に砂を入れたボールを置いておくと、翌朝、砂の上に未来の夫となる人のイニシャルが書かれてあったりとか、聖アグネス・1月21日の前夜に、ローズマリーの小枝を、枕の下に入れて眠ると、夢の中に将来、結ばれる人が現れるなど、ちょっと結婚とか恋愛とかの恋占い、ですね。私もこの、恋占い、やってみたい…ですね。ちょっと怖い気もするんですけど(微笑)。
皆さんも是非、ローズマリー使って、恋占い、いかがですか?
上原多香子のクロース トゥ ユー」。お相手は、上原多香子でした。