第253回 今日の花:彼岸花/悲しい思い出

1日(いちんち)の終わりに、皆さんを花の世界へナビゲートします。「上原多香子のクロース トゥ ユー」。こんばんは、上原多香子です。
今日の花、「彼岸花」。花言葉は、「悲しい思い出」。
秋のお彼岸の頃に咲く、彼岸花。別名を「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」と言い、「天上の花」という意味があります。おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天から降ってくるという、仏教の経典からきています。
葉のある時には花は無く、花の時には葉が無いので、花と葉を同時に見る事は出来ません。根のところは、リコリンという毒があるのですが、この毒は、水で何回も晒せば取れるので、昔の人は、この根の部分から澱粉を取って、飢饉の時の食料にしたそうです。田んぼのあぜ道や、土手に多く見かけますが、これは、ネズミがあぜ道や土手に穴を開けるのを、彼岸花の毒性のある球根を植える事で、防いだからという説があります。
この時期になると、あぜ道とかでよく見かけると聞いたのですが、沖縄ーでは田んぼがあまり無いと言うか、ほとんど畑とかは、サトウキビ畑で、田んぼってものがあまり無いんですね。だから、この彼岸花っていうのは、私はこう、今回初めて、知ったと言うか見たんですけども。
色々こう仏教の、あの、経典とか、色々ホントに、おめでたい事に使われる、お花らしいんですけども。ちょっとね、ルックスが…なんか、こ、怖かったりとか毒があるという事で、あまり皆さんちっちゃい頃は近付かなかったんじゃないでしょうか。お母さんとかにね、なんか「近寄ったらダメ」とかって、言われた、経験はありませんか?
なんか私もこの時期よく見られるというので、…うん、見る機会があったら、良いなーと思います。
上原多香子のクロース トゥ ユー」。お相手は、上原多香子でした。