第256回 今日の花:イチイ/慰め・悲しみ

1日の終わりに、皆さんを花の世界へナビゲートします。「上原多香子のクロース トゥ ユー」。こんばんは、上原多香子です。
今日の花、「イチイ」。花言葉は、「慰め・悲しみ」。
寒さに強く、北海道でも育つ針葉樹、イチイ。木は良質で、建築材・鉛筆などに使われます。実は、10月頃に赤くなり、赤い皮と実のところは甘いのですが、種子は有毒です。
イチイは、漢字で、一位・二位・三位の「一位」と書くのですが、かなり立派な名前が付けられていますよね。これは、この木が、古来より世界中で“神聖な木”として扱われ、日本では、天皇が、イチイの木を「最も位の高い木」と定めた事から、「一位」の名前が付けられました。
樹齢数千年を生き、大きいものでは、40mに達するものもあるそうです。
その名前にふさわしく、すごくこう見た目も どっしり していて、天皇が付けただけあって歴史を感じさせる、風格がありますよね。なんかこう“和”っぽい、感じがあるんですけどもー。
こう、良質な素材ですごく、こ、建築物とかにも、よく使われるらしいので、もし私がこの、イチイを使ってー、あの、家を建てるんだったら、超日本家屋で、こう、障子の襖の、こう、木の枠とかから全部イチイを使って、あの、残った木では、そうですね、お箸を作ったりとか、あとお椀を作ったりとか、そういうので楽しみたいなーと、思うんですけども。
名前の通り、“一位”な素材なので、そうですね、思い切りベストな形で、たくさん使いたいなーと思うんですけども。
この名前のように、もし私が何かで1位を取ったら、イチイの木の下で、写真を撮ってみたいなーと、思います。
上原多香子のクロース トゥ ユー」。お相手は、上原多香子でした。