第257回 今日の花:おけら/金欠病

1日の終わりに、皆さんを花の世界へナビゲートします。「上原多香子のクロース トゥ ユー」。こんばんは、上原多香子です。
今日の花、「おけら」。花言葉は、「金欠病」。
梅雨の時期、おけら の乾燥した根を、室内で焚いて燻し、湿気やカビを防ぐのを、「おけら焼く」、と呼び、湿気の多い地方では、よく行われました。
京都にある八坂神社では、大晦日から元旦に「おけら祭り」という行事が行われ、それに参拝する事を、「おけら参り」と呼びます。この行事は、28日の早朝に、篝火を焚いて、大晦日まで保存し、厄除けのための おけら を焚きます。以前ご紹介したーように、胡瓜に、災いを封じ込める「胡瓜封じ」など、あと京都とかにも色々こういう植物や野菜を使った、不思議な習慣がありますよね。
沖縄ーでは、あの、お盆の時期とか、あと、なんか、お仏壇のお供え物として、「ムーチー」と言って、何の葉っぱか分かんないんですけど、沖縄にある葉っぱーの中に、んとー、お餅を入れて、…こう、作る。で、それをお供えして、そのある時期を過ぎるとみんなで食べるっていう、そういう習慣が、あるんですけどもー。みんなそれぞれ、自分のおウチで、お餅を作ったりするんですけどもー。なんか、白とー黒っていうお餅の種類があって、なんかすごく美味しくて、焼いても美味しいし、なんか、いろんな食べ方が、あるので。
「ムーチー」ってあんまりこう、お餅の中で皆さん、多分知らないと、思うので、機会があれば、沖縄に行った時に、「ムーチー」を、なんか、お婆ちゃんとかに言って、「おばぁにームーチーちょうだい」って言ったら絶対出してくれ、くれるので、是非食べてみてください。
上原多香子のクロース トゥ ユー」、そろそろお別れの時間になりました。お相手は、上原多香子でした。