第455回

7月かー。なんか嬉しいなー。今年は夏らしい事出来るかなぁ。なんか 夏に里帰りっていうのも、ずいぶんしてないから、それも良(い)っかもな〜。海入りたーい。
あ、そろそろ始まっちゃう。急がなきゃ。


上原多香子のクロース トゥ ユー」この番組は、ロート製薬の提供でお送りします。


こんばんは、上原多香子です。7月に入りましたねー。毎日暑いですが、皆さんも、夏バテしないように、夏バテ防止メニューを取り入れて頑張ってくださいねー。ゴーヤは良いですよ。
さて、「上原多香子の クロース トゥ ユー」、今夜のメニュー紹介です。
まずは、「多香子プロデュース ストーリー・ボックス」。私が考えた物語を、毎回続編でお話しします。ただし、次の展開のキーワードは、お話の最後にめくる“シチュエーションカード”によって決まります。
今回から、新しい物語に挑戦です。それは、ズバリ、「ホラー」です。今日からその第1話となります。お楽しみに。
続いて、「メール紹介」。皆さんから送られてきたメールを、ご紹介します。
そして「マイ・セレクト」。今の気分でかけたいお気に入りの1曲を紹介。さて、今日は何が出てくるのでしょうか。
というわけで「上原多香子のクロース トゥ ユー」今夜も最後までよろしくね。


上原多香子のクロース トゥ ユー

〜CM〜

上原多香子のクロース トゥ ユー


さて、ここから私が考えた物語をお話しする「多香子プロデュース ストーリー・ボックス」です。ただし、次の展開については、毎回いくつか用意されている“シチュエーションカード”をめくり、そこに書いてある設定を mustアイテムとして使う、という企画なんですが、今回から、新しい物語に挑戦です。7月、夏、ということで、「ホラー」に挑戦です。
ということで、以前今日お話しする“シチュエーションカード”を引いたので、そのアイテムをここでおさらいしておきましょうね。
まずはーっと、「主人公の名前」は、「カズコ」。
そして「シチュエーション」場所は、「古い洋館」。
そして、「最後の 一言」は、「見ちゃいけないって言いましたよね。」ということで、今日は、このアイテムをストーリーの中に盛り込んで お話ししますよ。
今回の、その タイトルはですね、何にしようかなー。「謎の 館」にします。
それでは、「多香子プロデュース ストーリー・ボックス 〜ホラー〜」第1話の始まりです。


夏の終わり。旅行に出かけた和子*1。友人の礼子と由美。3人で一緒にインターネットで探し、中世のフランスのお城を思わせるような、豪華なホテルを予約した。
「この時期に空きがあったなんて、私達ラッキーよねー。それに、ここ 素敵じゃない?」
するとそこへ、
「ようこそ」
と、愛想の良さそうな年老いた女性が、3人を迎え入れてくれた。その女性は、このホテルの支配人のようだ。
和子達は、女性の案内で、部屋へ向かった。
「夕食は7時からとなっております。お風呂の方は、何時(なんじ)でも構いませんが、洋式のお風呂なので、分からない事があったら、部屋に置いてある しおり をご覧ください」
部屋の鍵を開け、中に招き入れる女性。あまりの豪華さに、3人のテンションは一気に盛り上がる。
「素敵〜」
「ベット見てよ。お姫様になった気分」
「ホーント。素敵ね」
3人は、それぞれ部屋を見て回った。
「では ごゆっくり。、それから1つだけ。地下の方が、従業員の休憩所になっておりますので、そちらの方には 行かれぬよう、よろしくお願いします」
そう言うと女性は、部屋を後にした。


食事を済ませ、お風呂も堪能し、お酒も入り、女3人、とても有意義な時間を過ごしていた。
「あれぇ?もう、氷無いじゃーん。和子ー、ちょっと取ってきてよー」
「え?どこにあるの?」
「行けば分かるわよ」
「もう。しょうがないわねー」
すでに12時を回り、館内はひっそりとし、長い廊下も昼間とは違い、少し薄気味悪い気がした。1番しっかりして見えた和子も、お酒が回り、広い館内で迷ってしまったようだ。
すると目の前に、地下に下りていく階段を見付けた。
「従業員の部屋があるって言ってたよなー。誰かいるかしら」
行ってはいけないという事も忘れ、フラフラと手摺を頼りに、さらに暗くなっていく地下へと下りていく。古い床を きしませ、廊下の奥へと進んでいく和子。
突然、人の気配を感じ振り返ると、そこには、昼間の穏やかな表情とは違い、別人のような支配人の姿があった。引きつった口元から、かすれるような声が聞こえた。


「ここへは、来てはいけないと言いましたよね」



はい。……「多香子プロデュース」今回は「ホラー」でしたが いかがでしたでしょうかー。けっこうねー、「ホラー」って難しかったですねー。なんかこう…なんかこう 効果音とか そういうーのが こう 自分の中で想像はつくんだけど、そういうモノをこう、言葉で表すっていうのが、なかなか難しくて。ま、今後ー、この物語がどうなって行くのかー皆さん楽しみにしててください。
それでは、第2話のお話に使う“シチュエーションカード”のアイテムを、決めたいと 思います。そのアイテムは こちらです。
まずはっとーですね、「禁断の階段を下りた和子はどうなったか」。そして、…「このホテルの、不可解な点」。
さぁこれらのアイテを決める“シチュエーションカード”を引いてみましょうー。
じゃ、まずは「禁断の階段を下りた和子はどうなったか」。じゃあ……これ。ジャン♪「階段の上で、気を失っていた」。ほー、突然失っちゃうんですか、気を。けっこうこれは、ポイントになりそうですね。
では次は「このホテルの、不可解な点」ですね。じゃあ……じゃ、これ。ジャン♪……「和子達以外の、お客さんが誰もいない」。んー、ただでさえ古い洋館なのに ちょっとこれは、怖いですね。私もちょっと物語作りながら怖いんですけど、頑張って書きたいと思いまーす。
さぁ、次回はこれらを mustアイテムに、物語を進めていきますよ。
「多香子プロデュース ストーリー・ボックス 〜ホラー〜」、来週もお楽しみに。
それではここで1曲お届けしましょう。安室奈美恵さんで「人魚」。


上原多香子のクロース トゥ ユー
〜CM〜

上原多香子のクロース トゥ ユー


こんなメールをいただきました。
ラジオネーム “エリン”さん。
「う〜ちゃーん、こんばんはー。
去年『保育士になるために、受験勉強頑張ってます。』というメールを読んでもらった“エリン”です。今は、志望していた大学で、日々 手遊びや絵本の読み聞かせ などを勉強中です。絵本は、先生は『絵本1冊か2冊ぐらい暗記しときなさい』と言って、何にしようか迷っています。
そこで、う〜ちゃんの子供の頃の思い出の絵本があったら教えてください。」

ということなんですがー。なんか嬉しいですね。こうやってまたメールをーくれるのは。“エリン”ちゃん ありがとう。
なんか“エリン”ちゃんも、順調に、保育士の勉強を、頑張ってるみたいですねーぇ。でもなんかちょっと不思議に思ったのは、その、「手遊び」とかっていうのは、そのー“エリン”ちゃん、大学っていうか そこで、……習ったりするっていうのは、ちょっと不思議ですよね。なんかこう昔からやってる事とかを、こう お婆ちゃんに習ったりとかするのを教えたりするのかなーと思いきや、そういう〜〜講習があるっていうのは、なんだか不思議ですねー。
まぁ、その 子供の時、その幼稚園とかでね、先生に読んでもらった絵本だとか紙芝居っていうのは、今でも私も覚えてるので、…そういう、子供達に、素敵な絵本を読んであげられるように なったら良いですねー。
私がー、うん、子供ん時に 読んでた絵本っていうのは、やっぱ名作って言わ、言われてるのは、けっこう覚えてて、今でも、持ってるんですけど。「100万回生きた」…「100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)」とか、あとは「ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)」とかけっこう好きで、今も読んだりするんですけどー。うん。あとはー、そうですねー、なんだろうなぁ。他には…「大きな かぶ」とか?
まぁ、いっぱいいろんな物あるんですけど、やっぱ“エリン”ちゃんが1番思い出に残ってる物っていうのも、良(い)んじゃないかなーと思うし、あと、なんか 絵本とかってすごい、こう、可愛い物で、単純系ったら変だけど、けっこう書き易い物が多いから、実際、こう “エリン”ちゃんが、手書きで、こう、簡単なお話を作って子供に読んであげるっていうのも、良(い)んじゃないかなーと 思いますね。
今 私も「ストーリー・ボックス」をやってますが、私も その、絵本の 読み聞かせとか、この番組で、も出来ると良いですね。
まぁ、とにかく“エリン”ちゃんも、その 勉強 色々頑張ってください。また メールちょうだいね。
さて このコーナーでは、皆さんからのメールを募集しています。
メールアドレスは、“takako@tfm.co.jp”、“takako@tfm.co.jp”、「上原多香子のクロース トゥ ユー」まで。
普通のお便りから悩み事、恋愛相談、私への質問など、なんでもOKなので、ドンドン送ってきてね。リクエストもお待ちしています。


それでは、ここで、今日の「マイ・セレクト」をお届けしましょう。
DREAMS COME TRUE の…「PROUD OF YOU」なんですけど、この曲を聴くと、なんだかこう 家族とか友達とか、私の周りにいる、なんか大切な人達の事を思いますねー。すごく歌詞が好きで、元気の出る1曲です。
それでは お届けしましょう。DREAMS COME TRUE で、「PROUD OF YOU」。


上原多香子のクロース トゥ ユー
〜CM〜

上原多香子のクロース トゥ ユー


そろそろお別れの時間がやってきました。
メールをくれた“エリン”ちゃん、また メールくださいね。そして是非是非 自分オリジナルの、あの 絵本も、作るの、チャレンジしてみてくださいね。
さて この番組では、皆さんからのメールを受け付けています。
メールアドレスは、“takako@tfm.co.jp”、“takako@tfm.co.jp”、「上原多香子のクロース トゥ ユー」まで。
お便りや質問、悩み事や恋愛相談など、どんなお便りでもOKです。「多香子プロデュース ストーリー・ボックス」への感想なども是非是非送ってくださいね。
そしてそれから私の携帯サイトの方も、チェックしてみてください。
アドレスは アルファベット小文字で“www.v i s i o n f a c t o r y.jp”、“visionfactory.jp”です。
それでは「クロース トゥ ユー」ラストは私の曲「Ladybug」を聴きながらお別れです。
お相手は、上原多香子でした。また来週。バイバーイ。


上原多香子のクロース トゥ ユー」この番組は、ロート製薬の提供でお送りしました。

*1:「カズコ」等名前の漢字は指定されていませんが、カタカナだと読みにくいので勝手にあてました。